スポーツバイク初心者から短時間でトレーニングしたい人まで幅広くお勧めできる、札幌市街~滝野霊園~札幌市街の50kmコースをご紹介します!
- まずは市街地脱出
- ラストコンビニ「セイコーマートしばはら店」
- 常盤Y字交差点~滝野霊園ヒルクライム
- 滝野霊園到着!
- 滝野霊園~里塚霊園 緩斜面ダウンヒル
- セブンイレブン札幌真栄4条店
- 清田1-4交差点~すすきの交差点
まずは市街地脱出
今回のスタート地点は創成側通り。気温も湿度も低くて快晴という、絶好のサイクリング日和です!
札幌中心部の整然と区画整理された街並みを走り抜けていきます。碁盤の目状に整備された道路網は、景観や日常の利便性を素晴らしいものにしてくれます。
しかし、必然的に交差点が増えてしまうため信号が多くてなかなか進めないので、サイクリスト目線からするとさっさと抜け出したい区間でもあります。
創成川通りを1kmほど南下すると変形交差点に差し掛かりますので、そこを右折もしくは斜め右に進んで石山通を目指していきます。この交差点は車道走行が厳しいので、歩道を使ってもいいかと思います。自分は今回斜め右に進んで中島公園脇を通過しました。
中島公園を過ぎれば繁華街は終わり住宅地になるので、適当な道を西方面に進んで石山通を目指します。
石山通に入ったらしばらく南方面にすすみ、南36の交差点を左折します。目印はプレイランドハッピーとモダ石油南36条店です。青看板の「支笏湖」に従って曲がります。
ここを左折したら、そのまま藻岩橋を渡って道なりに進んでいきます。途中で左手に真駒内公園を見ながら進みます。真駒内公園を過ぎて緩いのぼりを少し登っていくと、Y字路に差し掛かるので右斜め前方向に進みます。
ここから先は滝野霊園までほぼずっと上りになるので、水分やカロリーを取りながら頑張りましょう!
ずっと上りと言いましたが、しばらくは斜度3%もないような緩い上りですのでそんなにしんどくなく登れるかなと思います。また、ここからは信号や交通量もだんだん減っていくので、トレーニング目的でしたらゴリゴリ踏めるゾーンとなってきます!
約五キロ、芸術の森方面へ道なりに走っていきます。途中で陸橋があり今回自分は上を通りましたが、橋の上は片側一車線の車道で路側帯も狭めなので、交通量が多かったり車に抜かされるのが怖いと感じる場合は下を通ったほうがいいかと思います。
ラストコンビニ「セイコーマートしばはら店」で補給
今回のコースではこのセイコーマートを過ぎるとコンビニは15kmくらいないのでトイレや食事、水分補給を済ませました。15kmもコンビニがないというと初心者の方だとぞっとするかもしれませんが、頂上の滝野霊園には自販機がありますし、そのあとの10kmくらいはずっと緩い下りor平坦なので思いのほかあっさりと走れるんじゃないかと思います!
このセコマを出たら、すぐそこのY字交差点を左(というか直進に近い)に進みます。ここからは斜度が少しあがり「ヒルクライム」という感じになります。とはいっても距離は短いので気楽にいきましょう!
常盤Y字交差点~滝野霊園ヒルクライム
ここから約2km,平均勾配3.5%の登坂です。ストラバのセグメントにもなってます。平均3.5%となっていますが、途中下る部分があるので上りの平均は体感的に7%くらいな感じがします。とはいっても長くはないので、初心者の方でも軽いギアでゆっくり登れば足をつかずに登れるかもしれません。まあ疲れたら無理せず降りて押しましょう。
私はロードバイクでここに来るとほぼ毎回タイムアタックをしてしまいます。全力で登ると5分ちょっとの短時間で終わるので、半日ライドでメリハリをつけたいときにはいいセグメントです。ここを登り切ればいよいよ今回の目的地、滝野霊園になります。
滝野霊園到着!
坂を上りきると道路の左手に滝野霊園の門が現れます。そして門の中には圧倒的存在感を誇るモアイ像が並んでいるのが見えます。聞いた話によればこのモアイたちはイースター島の実物と同じくらいの大きさに作られているそう!今回自転車で来ていたのは自分だけだったみたいですが、車やオートバイで遊びに来ている人はたくさんいました。今回私は門付近で休憩だけしてすぐに出てしまいましたが、敷地内の道路は自転車で走れますしモアイのほかにも頭大仏殿やストーンヘンジといった見どころがあるので時間があればそのあたりも寄りたいですね。
そして自分的にサイクリングスポットとして滝野霊園が優れていると思う一番の理由は自動販売機があることです!
実はロードバイクでヒルクライムをするとなると、大半のコースはただの山中の道路になるので、頂上といっても何もないことがほとんどです。きれいな景色というご褒美があるだけでもましなほうで、木々に囲まれてなにも望めない場合も多いです。そのためペース配分に慣れていない初心者がやっとの思いで坂を上っても、頂上では水分が尽きてしまってのどが渇くし、おまけに大した景色も見れないしと残念な気持ちで終わってしまうことが往々にしてあります。そんなしんどいばかりのヒルクライムに楽しさや気持ちよさを見いだせる人は変態ヒルクライマーとしての将来が明るいのですが笑。
一方それらの点に関して滝野霊園は、素晴らしく写真映えするモアイたちと疲れた体を癒す自動販売機があります!面白い風景が見られるというのはしんどい坂道を上るモチベーションになりますし、飲み物が飲めるというのは水分補給の観点からも一緒に行った仲間とのんびりおしゃべりするときのお供にもなります。これらはロードバイクを嫌いにならないためには重要な要素だと思います!
滝野霊園~里塚霊園 緩斜面ダウンヒル
滝野霊園は今回のコースの頂上なので、後は下り基調になります。特にここから里塚霊園までの道のりは斜度-3%前後の緩くて長いダウンヒルになるので、安全かつ楽しい区間です。路面も非常にきれいなので、数個あるコーナーだけしっかり減速すればあとはほぼノーブレーキで爽快ダウンヒルです。とても気持ち良かったので写真はほとんど取ってません笑。トレーニングで来たのなら、ここも休まず踏める区間になってきます。意外とダンプが通るので譲れそうなところで先に行かせると安全に走れます。
セブンイレブン札幌真栄4条店
下っていくにつれて風景が段々と森林から街へと変わっていき、一番最初に現れるコンビニが「セブンイレブン札幌真栄4条店」です。一応写真撮りましたが、まあ普通のコンビニです。夏ならアイスを買って火照った体を冷やすもよし、春や秋はコーヒーやスープを飲んでダウンヒルで冷えた体を温めるもよしです。頂上から下っただけなので疲れてない場合はスルーしてもいいかもしれませんね。
清田1-4交差点~すすきの交差点
先ほどのセブンイレブンから1.5km程進むと国道36号線と交差するので、そこを左折して36号線に入ります。目印は向かい側の西友の看板です。この道に沿って行けばすすきのまで帰れます。ここまでくると、まだ距離はあるにしろ街に帰ってきた感がありますね。
この日は36号線が異常に混んでいてとても走れたものではなかったので、羊ケ丘通やその他の中道をのんびり走って帰りました。
以上が滝野霊園コースのご紹介でした。冒頭で書いた通りこのコースは非常に万能で、初心者のサイクリングから上級者のトレーニングにまで使える優秀なコースです。はじめて自転車で遠出したいなーと思ってる人はもちろん、ロードバイク未経験の友達を楽しませて沼に引きずり込むきっかけにもピッタリな難易度だと思っています笑。まだ行ったことがない人や初心者をどこに連れて行こうか悩んでる人は是非チャレンジしてみてください!